昨年(2019年)、韓国で日本製品の
不買運動が起こっていると各ニュース番組
で報道されていました。
先日池上彰さん出演のテレビ番組を見て
いたら、そんな不買運動の最中でも、
ひそかに韓国で売れていたという日本のある
商品が紹介されていて、それがなかなか
興味深かったので記事にまとめました。
番組では、韓国で人気の日本の音楽、
韓国で人気の日本のアーティストなど
韓国ソウル市内で街頭インタビューをしていた
ので、それについても書いています。
不買運動中なのに韓国で売れていた日本の意外なものって何?
昨年のニュースだと、
「ユニクロ」だとか
「無印商品」「ABCマート」など
主に日本の「衣類」「食料品」
などの不買運動が報じられていました。
あとは日本への「旅行」のキャンセル、
ボイコットとかですかね。
なので、今回池上さんの番組を見るまでは
まさか不買運動の最中に日本の
こんなものが韓国で売れていたとは
思ってもみませんでした。
番組では、
池上彰さん自らが韓国ソウルに出向いて
緊急取材をするとういう企画で
「2020 韓国緊急取材で見つけた韓国の
人が好きな日本のモノ」
というテーマで紹介していました。
そしてその
「日本のあるモノ」というのが
実は
「日本の書籍」です。
え?意外じゃないですか?
たしかに、日本の漫画が韓国でも
人気があるというのは聞く話しなので、
よくよく考えてみれば意外でもない??
いやいやいや。
私はとっても意外に思いました。
韓国の「教保文庫」の調べによると
2019年の韓国の年間ベストセラーランキングの
「10位以内」になんと
日本の書籍がふたつもランクインしているんです!
しかも5位と9位。
すごくないですか?
なんでこのご時世に?
しかも、韓国の不買運動が始まったのは
昨年2019年7月ごろですから、
少なからず影響を受けていたはずなのに・・
ランクインする??
とびっくりしてしまいました。
もちろん著者は日本人です。
ちなみに
韓国の2019年年間ベストセラーランキングの
9位にランクインした日本の書籍というのは
薬丸 岳さんの「誓約」というミステリー小説です。
⬇︎
韓国ベストセラー第9位!薬丸 岳「誓約」
薬丸岳さんは2005年に『天使のナイフ』
で江戸川乱歩賞を受賞しデビューした
作家さんです。
ミステリーだけではなく、少年犯罪など
の難しいテーマを題材にした小説などを
発表しています。
この「誓約」が日本で発行されたのは
2017年4月ですので新刊ではないですが、
2019年の韓国のベストセラー
にランキング入りしているということは
根強い人気がある。
という事なのでしょうね。
しつこいですが、こんなご時世に??
韓国の人達に読まれるほど人気のある
ミステリー小説って一体どんなのだろうと
すごく読んでみたくなります。
韓国ベストセラー第5位!山口 周「武器になる哲学」
そしてほぼ上位?(5位)
にランクインしていたのが
山口 周さんの「武器になる哲学」です。
⬇︎
韓国で売れているのが
「日本の推理小説」というのならまぁ・・
まだわからないこともないですが、
驚くことにこの本、哲学書なんですよね。
山口 周さんは
“1970年東京都生まれの
独立研究者、著作家、
パブリックスピーカーである„
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
とウィキペディアにありました。
そしてたしかに日本でも売れています。
アマゾンランキングで順位が3ケタ以内に
入っているのでなかなか売れています。
韓国で不動の人気!東野圭吾さんの本
そして
相次いで韓国でとーっても人気の本は
東野圭吾さんの本です。
韓国の書店にズラーッと積み上げて
並んでましたよ。
書店に並べられていた東野圭吾さんの本
のタイトルは番組で紹介されていただけ
でもこんなに。⬇︎
・ダイイング・アイ
・恋のゴンドラ
・ウインクで乾杯
・雪煙チェイス
・魔球
・サンタのおばさん
・マスカレード・ホテル
・マスカレードシリーズ
・加賀恭一郎シリーズ
・名探偵の呪縛
・ガリレオの苦悩
・名探偵の掟
・夢幻花
・虹を操る少年
・プラチナデータ
・交通警察の夜
・犯人のいない殺人の夜
・東野圭吾の無限挑戦
・容疑者Xの献身
・ナミヤ雑貨店の奇蹟
・殺人現場は雲の上
・祈りの幕が下りる時
・仮面山荘殺人事件
もはやこれはちょっとだけ置いている
というレベルではないですね。
これだけのタイトルが揃っているという
事は、それだけ需要があるという証拠ですね。
あとは
・村上春樹さんの「羊男のクリスマス」
・横関 大さんの「ルパンの娘」
などもありました。
そしてまだ続きます。
次に紹介されていた
韓国で人気の本がコレ!
「おしりたんてい」です。
⬇︎
「おしりたんてい」
「おしりたんてい」と言えば、
昨年日本でも累計発行部数が700万部を突破
したという超人気の児童書。
これが韓国でも大人気だそうで、
韓国では児童シリーズのベストセラー
総合順位でなんと1位を獲得し、
「おしりたんてい」シリーズが
2週連続総合ベストセラー1位を獲得
した!これは異例の現象!
と韓国の新聞「文化日報」にも掲載された
そうです。
やっぱいくら不買運動の最中と言えど、
見て、聞いて、楽しむ。という娯楽は
人間我慢できないものなんですね・・。
ですけど、日本生まれのものがこんなに
韓国で人気があるって
やっぱ嬉しいものですね(T-T)
韓国のソウル市内で「好きな日本のアーティストは?」を街頭インタビュー!その答えは?
番組では韓国人が好きな日本の音楽についても
調査していました。
韓国のCDショップにはわずかではありますが
J-POPのコーナーがありました。
そして、韓国で2020年1月第2週に発表された
「外国語曲ウィークリーランキング」の
「第3位」になんと
嵐のアルバム
「嵐 5×20 All the BEST!! 1999-2019」
がチャートインしていました。
⬇︎
そして番組では韓国ソウル市内で
街頭インタビューを決行。
それは
「好きな日本のアーティストは?」
というインタビューです。
インタビューの相手は20代の若い世代。
そして、
そんな韓国の若い世代から
名前が挙がった日本のアーティストは
こちらの方々です。
⬇︎
ELLEGARDEN(エルレガーデン)
ELLEGARDEN(エルレガーデン)は
1998年に結成した日本のロックバンドです。
2008年から約10年間活動を休止して
いましたが、2018年に活動を再開すると
ともにまたたく間にSNSで盛り上がり
話題を集めました。
10年という長い空白の中
ファン層の世代のギャップがあるにも
かかわらず、幅広い年代のファンが群がり
釘付けにしてしまうエルレガーデン。
まさか、韓国の若者にまで
浸透しているとは。恐るべし 。
ONE OK ROCK (ワンオクロック)
ONE OK ROCK (ワンオクロック) は
2005年に結成された日本を代表する
トップロックバンドのひとつと言われて
います。
2020年4月にはソウルで
『EYE OF THE STORM ASIA
TOUR 2020 IN KOREA』
公演予定とのこと。
ワンオクは世界ツアーも成功させているので
韓国に多くのファンがいるのも納得です。
Official髭男dism
Official髭男dism
(オフィシャルヒゲダンディズム)は
2012年に結成されたピアノポップバンド
です。
「髭男(ひげだん)」の魅力は何と言っても
ボーカルの美しく響く高音ボイスと
一度聞いたら頭から離れなくなる
胸がキュンとなるような何とも言えない
独特の世界観を放つメロディ。
そんな日本人が感じている感覚と
まったく同じ感覚を、
韓国の人も感じているんだなぁ・・。
というのがわかる
韓国人ユーチューバーじんのすけさん
の面白い動画がありました。
↓
この動画、
「髭男」の「Pretender」を聞きながら
コメントしてるだけなんですけど
「めっちゃ」と「やばい」を連発してて
笑えるし、なぜか「共感」します。
「髭男」好きな人は
/
わーかーるぅー
\
ってなります。
まとめ
というわけで、
不買運動中でも韓国で売れていた日本の
意外なモノとは
「日本の書籍」でした。
しかも、これらは全て
日本人が書いた本だという事を知った上で
韓国の人達は買っていたそうなんですよね。
池上彰さんの番組にゲスト出演されていた
SKE48の須田亜香里さんが
“国同士が関係が良くない中でも
韓国のファンの方がお手紙をたくさんくれたり
会いにきたりとかしてくれて・・
同じ音楽を聞いて楽しいなって思ったりとか・・
これからの世代のためにも自分たちのためにも、
お互い生きやすい未来があったらいいなって思います„
と、言葉を詰まらせながら
涙ながらにコメントされていたのが
印象的でした。
「お互い生きやすい未来があったらいいな」
同感です。