レヴェナントの熊が怖いっ!!もし熊に襲われたら自分ならどうする?

レヴェナントの熊が怖いっ!!もし熊に襲われたら自分ならどうする?

レオナルド・ディカプリオ主演の映画「レヴェナント」を観てふと思ったのですが、もし自分が熊に襲われたらどうする?と悶々と考えてしまいました。考えるだけで恐ろしい。でも考えずにはいられない。それくらいレオナルド・ディカプリオが熊に襲われるシーンはインパクトがありました。同じく悶々としている人。もし熊に出会ったら?もし熊に襲われたらどうすんの?って調べてみたのでよろしければ覗いてみてください。

もし?山の中で熊に出会ったら・・・

こんにちは。

この前、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「レヴェナント 蘇えりし者」を観て思ったのですが、もし自分が山の中で熊に出会ったらどうするよ?と悶々と考えました。

まず、この映画をまだ見たことがないという人のために簡単に内容を説明します。

この映画は実話を基にした映画で、1823年、毛皮ハンター一団のガイド役の主人公が、極寒地帯の森林で熊に襲われ瀕死の重症を負い、仲間に見捨てられ放置されるものの一命をとりとめ、たった一人で生き延び蘇って還ってくる。というストーリー。

ストーリーに若干の脚色はあるものの、これ実際に起こった話しでアメリカではこれに関する本も数多く出版されていて、有名なお話しらしいです。

とにもかくにも、見たことない人はあとで見て欲しいのですが、ディカプリオが熊に襲われるシーンはCGですけど、かなりリアルに撮影されています。

獲物を襲う時の熊の動きを忠実に再現しているので、実際に人を襲う時はほぼこんな感じかと想像します。いやー怖いよ。これ。

これ見たら、ディカプリオをまず自分に置き換えずにはいられないです。マジで。
痛タタタ・・痛タタタ・・・。ってなっちゃいます。

そして考えるよね。

自分ならどうする??

当たり前なんですけど、こんなの、自分で考えたってゼッタイ正しい答えは出てきませんので、熊の生態を熟知した専門家の意見を参考にするしかありません。

そこで、日本国内の、熊に関する複数の調査団体が推奨している内容を基にまとめてみました。専門家によって多少意見が食い違う部分もあるようですが、共通する内容を主に集約してみましたので見ていきましょう。

それではまず、

もし山の中で熊に出会ったらどうする?

から入っていきましょう。

自分なら?・・・そりゃぁ走って逃げるっしょ。

はい。これアウト

これ、完全にアウトだそうですよ。

じゃぁ、その理由を見ていきましょう。

①背中を見せて走ってはいけない

熊は早く動くものを追いかける習性があり、そのうえ熊は時速50〜60キロの速さで走ることができるので、人間が頑張って全速力で逃げたとしてもあっという間に追いつかれてしまいます。

そして、走ることで、熊の「早く動くものを追いかける」という習性を刺激してしまう

熊に出会ったら、

自分に気付いていないようなら静かに音を立てずに熊から離れる。

もし熊が自分に気付いているようなら、
熊に優しく言葉をかけながら少しずつ後ろにさがる。

近くに家や車があったら中に入る。

ということです。

ですけどコレ、静止している熊に気がついた場合ですよね。

自分が熊に気付いた時にはもう、熊がこっちに走って向かって来ていた場合にはどうでしょうか。(これがディカプリオが熊に襲われたシーン)

映画レヴェナントでは、ディカプリオと熊の距離が近かったせいか、気が付いたら背後から突進してきて襲われていた、という状況でした。恐っ。

ですが、専門家いわくこの場合でも、

まず落ち着きましょう。突進の多くは、威嚇突進行動(ブラフチャージ)です。クマは相手に突進しても途中で止まり、激しく地面を叩くなどした後に、後退する事が多いのです。この場合、穏やかに声をかけながら、クマとの間に障害物を置くようにゆっくり後退しましょう。

-知床財団 〜熊が突進してきたら〜 より引用

とあります。

熊と人間の間に岩や木などの障害物をはさんで熊の視線を遮るようにすると、熊の緊張をやわらげる効果があるとのこと。

ただ、まず落ち着きましょうって・・・。正直、これができる人はスゴイです。

熊が走っている物を追いかけるという習性があるのならば、人間だって、ものすごい勢いで何者かに追いかけられたら、そりゃぁとっさに走って逃げるという本能あるよね。

熊がこっちに向かって突進してくるのを見ながら、ゆっくり後ずさりして冷静に声をかけられる自信が私にはありません。

もう、私ならここでアウトでしょう(泣)

②両腕をあげて、僕は人間だよアピールする

熊は意外と臆病な性格で、実は熊も人間が怖いのだそう。熊が近づいてくるのは相手が人間だと気付かずに近づいてくる場合もあるので、

僕は人間だよ。

ということを熊に知らせるためにできるだけ体を大きく見せて(両腕を上げて)ゆっくりとうしろに下がりましょう。とのことです。

勇気を出そう。

③ 大声を出して騒がない

熊に出会った場合、とっさに「キャー」とか「ヒャー」とか騒いでしまいそうですが、不快な叫び声は熊にとってもストレスで、熊がパニックになって襲いかかってくる可能性あり。

熊を刺激しないよう
大声を出して騒がないように
することが大切です。

同行している彼女や友達が驚いて叫びそうになったら、もしくは自分が叫びそうになったら・・素早く口を塞ぎましょう。

④「死んだふり」をしない

昔はよく、熊に襲われたら「死んだふり」をする。とういのが定説でしたが、今はコレ、間違っているというのがもう一般的に知られているようですね。

「死んだふり」をすると、熊がエサだと認識してしまい、興味を持って近づいてくる可能性があり危険とのこと。

逆に、「死んだフリ」が正解だとしても、熊を目の前にして横たわって死んだふり出来る人がスゴイです。

熊にクンクン匂いを嗅がれている時に、一切身体を動かさずに息をひそめていられるなんて。

ちょっとでも熊の鼻の頭が自分の肩に触れようものなら緊張してガッチガチに固まってる身体はビクッと反応して、ゼッタイ熊だって反応するはず。そうなったら熊を刺激してもうあとの祭り。

私は「死んだふり」には絶対的に自信がありません。

⑤出会った相手が子熊だった場合安易に近付かない

出会った熊がたまたま子熊だった場合、可愛くて近寄って写真撮りたくなりますね。ですが、これは大変危険行為です。我慢してその場をすぐに離れましょう。

子熊がいるということは、必ず近くに母親グマがいますから。近くに姿が見えなくても、どこに隠れているかわかりません。

以前ロシアのサハリンで、橋の建設作業員が休憩しているところに子熊が現われて、その様子を作業員が楽しそうに笑いながら動画を撮影していたところ、

突然子熊のうしろから母グマがあらわれて、あっという間に作業員が襲われるというシーンがありました。

これ、超絶怖いです。

子熊からは速攻離れてください。

もし熊が襲いかかってきたら・・・自分ならどうする?

自分なら?

自分なら・・。

そうですね・・・。

ドロップキックで一撃ですかね・・・。

はい。

これ、アウトです。

何がダメって、ふざけてるからです。

真剣に考えましょう。

①うつぶせになる

うつ伏せになって顔と腹部を守り、首の後ろは手を回して保護する。バックパックがプロテクターになります。転がされても、その勢いで元の姿勢に戻ること。

-知床財団 〜襲われた時の防御姿勢〜より引用

上記は知床財団さんからの引用ですが、これはたしかに、私は顔だけは絶対傷つけられたくないので、顔はほんと、向けたくないです。

どっちにしても嫌ですけど、まだ背中の方がマシ。って感じがします。

ですが、これを推奨しない専門家の方もいます。このうつぶせの状態でしばらく身を守る行為は、いわゆる「死んだふり」と同じ行為。

たとえうつぶせになっても熊は目の前の物を押し付けたり運んだりして点検する習性があるので危険とのこと。

ただ、もし抵抗すらできず、なす術もない場合は、まず柔らかいお腹を地面にうずくまって守り、首を両手で守るというのは海外でも推奨されている方法なのだそう。

そう言えば、レヴェナントでもディカプリオがうつぶせになっているシーンがありましたね。

あれは意図してあのような体勢になったのかはわかりませんが、映画の中のクマはうつぶせになったディカプリオの上に乗って前足で頭を押さえつけて背中に噛み付いて容赦なく引きずり回してましたしね・・・。

もう。どうしたらいいのよ。ほんとに・・。

②木材や石で反撃する

周囲に石や木の棒などがあれば振りかざして反撃し、

これらがない場合でも熊にこちらの反撃の意思を見せると、熊があきらめて離れていくというケースもあるとのことです。

とある専門家いわく、襲ってきたクマを撃退する確実な方法はこれしかない。と断言していますから。

とにかく死に物狂いであきらめずに反撃しよう。ということです。

勇気を出そう。

事前に備えておこうクマ応戦グッズ

さて、いままでのお話しは、何の心構えもなく、突然熊に遭遇した場合のお話しでした。前もって備えていれば防御策になります。

熊が出没しそうな山に入る場合や、そうでない場合でも、森林に入る時は念のために装備しておくと安心です。

①クマ除け鈴

熊に自分の存在を知らせるための鈴です。甲高い音が苦手な熊に高音で遠くまで響く鈴を使うと効果大とのこと。

人間が近くにいると気付いて熊が離れて行ってくれる場合があります。

鈴の音に慣れてしまった熊には効果がないとの諸説があるようですが、重い物でもないので持っていても損はないかと。

②クマ除けホイッスル(笛)

熊が出没する地域に住んでいる子供たちはみんなコレを持っていると聞いたことがあります。

鈴と同じく、人間の存在を知らせるためや、熊が出没したことを周囲の登山者達に知らせるのにも役立ちます。

鈴よりもホイッスルの方がより遠くまで音が響くので効果的。

万が一遭難した時にも居場所を伝えるのに使えるので必須アイテムです。

③熊撃退スプレー

これは、 その名のとおり、熊が近寄って来た時に熊めがけて噴射して撃退するスプレーです。

この熊撃退スプレーの成分は、唐辛子が主成分になっています。これをかけられた熊は、粘膜や皮膚に強烈な痛みを感じます。

噴射距離は約5mです。5mぐらい近づかないと届かないということですから、大体車1台分ぐらいの距離で噴射する必要があります。

なかなかの至近距離です。恐怖です。

この熊撃退スプレーには、ツキノワグマ(本州以南に生息)専用と、北海道のみ生息するヒグマにも対応しているものとがあるので購入する際は注意が必要です。

ツキノワグマ専用スプレーはヒグマには効かないので、北海道で使う場合はヒグマに対応しているスプレーかどうかをチェックする必要があります。

逆にヒグマに対応しているスプレーは相当強い効能があるらしく、当然人間にかかってしまった場合はより危険とのことです。ヒグマが生息しないような地域ではなるべくツキノワグマ(本州以南に生息)専用スプレーを使用しましょう。

ちなみに、この熊撃退スプレーを人間が受けた場合は、皮膚がただれたり、失明の恐れがあるほど危険な物ので、噴射する時は注意深く使用する必要があります。

ただこれ、自分が風下にいた場合はスプレーしても自分の方にかかってしまいます。

熊が目の前にいるのにこれだけ強力なスプレーが自分にかかってしまったら目は開けられなくなるし、喉はやられるし、逆に大丈夫か??と思ってしまうのですが・・・。

自分が風上にいる時に使いましょう。と言われても、突然熊に襲われそうになって、風を読む余裕なんてありません。

かと言って
ガスマスク付けて歩くわけにもいかないし・・・。

ガスマスク装着して歩いてたら

ハイキングを楽しんでるんだか

熊に会いに行ってるんだか

よくわかんなくなってしまいますしね。

なので、自分にスプレーがかかっても応戦できるような備えも必要ですね。

目の保護と喉の保護。

これは私が考えたんですけど、口元は、とりあえずマスクですぐ隠せるように常時マスクを耳にかけておく。そして、登山用のゴーグルを、これまた常時頭に付けておく。

そして、熊に応戦する時はサッとマスクしてサッとゴーグル付けてサッとスプレーを身構える!!

・・・・・。

はたして実践できるかどうかは別として・・・

このスプレーは携帯しておくだけでとてもいい安心材料になります。

熊に襲われないための最善策

そもそも、前もって熊と出会わないように気を付けることが大切です。

①事前に熊出没情報を調べる

キャンプやハイキングに出かける前に、その地域の熊の出没情報を確認しましょう。

熊が目撃された付近には近付かない。たとえ熊の目撃情報がなくても、

ツキノワグマやヒグマの生息地帯なのであれば、最低限の備えと心構えはしておいたほうが良いです。

②山には行かない

そもそも、さほど山に興味がないのなら、山には近付かない。

これが一番です。

トレッキングや登山好きな人たちは、登山するにあたっての知識や心構えがすでに備わっています。

私のように、

ご近所おでかけ気分でハイキングに行って、

突然目の前の「熊目撃情報あり」の看板を見て、

「えー!ココ熊が出るの?」とビビりまくっていたりするようでは、
(実話です )

まだまだ山には近付かない方がいいですね。

まだレヴェナントの余韻が残っているわたしは、

「山には行かない」

と決めたのです。

熊に襲われている間、ディカプリオは何を考えていたのか

映画を見終わったあと、

レオナルド・ディカプリオは熊に襲われている間何を考えていたんだろう・・とずっと考えました。

レオナルド・ディカプリオというよりは、実在した人物なので、ディカプリオが演じていたヒュー・グラスという人なんですが。

熊に襲われている間って、否が応でも「死」が脳裏をよぎるわけですから、その間人は一体何を考えるんだろうと。

2008年、アメリカのアレーナ・ハンセンという女性は、

山奥で突然熊に襲われ、顔の半分を引きちぎられるという大怪我を負いながらも、自分で車を7キロも運転し、自ら消防署に駆け込み助かったという話しがありました。

彼女は熊に顔を掻き引きちぎられたあと、はじめは突然の衝撃に足元がすくんで立ち上がれなかったけど、

負けてたまるかという気持ちが湧き上がり、その瞬間「生きる」ことを決意したと言います。

そして熊に反撃。熊の目をめがけて攻撃し、熊がひるんでいる間に逃げたそうです。

ヒュー・グラスも熊に襲われて重症を負いながら、仲間に武器も道具も奪われ、何もないながら320キロもの距離を這いながら生還しました。

この生還した二人に共通したものは「生きる」という強い意思と勇気でした。

熊に襲われながらも「生きる」こと以外の選択肢がそもそも彼達の中にはなかったんだと。

諦めた時点で、何もかも終わってしまっていたのではないかと・・・。

最後に

この映画を観たおかげで、

私は世の中に「熊撃退スプレー」なるものがあることを初めて知りました。

熊なんて自分には関係のない生き物。

だとばかり思い込んでいましたが、これから生きていく中で、熊に遭遇する機会はいくらでも有り得るんだと・・・

熊よりもよっぽど恐ろしいものは

「無知」

なんだと気が付きました。

無知ってコワイ。

知らないってコワイ。

これからもし森林の中を歩くような機会があれば、

いつ獰猛な野生動物が襲ってくるかわからない、
という意識を持って、

コマンドーのように警戒しながら歩く。

そう決めたのです。

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