ゆで卵を茹でている時になぜか卵の殻にひびが入ってうんざりすることないですか?中から白身が出て、白身がニョロっと飛び出て見た目がめっちゃ気持ち悪い。
食べられないこともないけど、ちょっと嫌ですよね。これはなんとかしなければと思って調べました。
そして私は卵にひびが入る理由と卵のひび割れを防ぐ方法を知ってからはストレスフリーで卵を茹でられるようになりましたよ!
そこで今回の記事では、殻が割れないようにゆで卵を作るにはどうしたら良いのか、卵にヒビが入らないように卵を茹でる方法を皆さんにも伝授したいと思います。
たまごを茹でる時にひび割れするのはなぜ?まずは理由を知っておこう
私は以前、卵を茹でるときに卵にヒビが入るのは、ゆでる卵の数と鍋の大きさのバランスが合わなくて、卵同士がぶつかって、それでカラが割れているんだとばかり思ってました。
そしてある時試しに小さな鍋に卵を1個だけ入れて茹でてみたんです。
そしたら、他に卵がないにもかかわらず、その卵はピキッと割れて殻にヒビが入ったんですよ。
あれー?どこにもぶつかってないのになんでヒビが入るの?と思って、調べてみたのがはじまりでした。
それでは、卵を茹でる時に卵の殻にひびが入ってしまうのは何故なのでしょうか。
その理由は、冷蔵庫から取り出したばかりの、冷えた卵をすぐに茹でているからです。
冷えた卵を茹でると、その急激な温度差で卵の殻にヒビが入ってしまいます。
これは、冷たい卵を急に温めることによって卵の中の空気が膨張して、それに耐えきれず卵の殻がパンっと破裂してしまうんですね。
これが、卵の殻が茹でている最中に割れてしまう原因なのです。
ゆで卵の殻にひびが入らないように茹でる方法
それでは、どのように茹でると卵の殻にひびが入らずに綺麗に茹でる事ができるのでしょうか?
方法がいくつかあるので順に紹介していきます。
①卵を茹でる前に常温に戻しておく
一番いいのは、茹でる前に卵を室温に戻しておくことです。私はゆで卵を頻繁に作るので、冬は卵は冷蔵庫に入れず、暖房の効いていないキッチンの棚に置いてます。
スーパーでも冷蔵ではなく常温で置いてますしね。
ちなみにスーパーで卵が常温で売られている理由って知ってますか?
気になったことはないですか?
スーパーで常温で売られている理由は、卵は温度変化に非常に弱いからなのだそうです。
夏に冷蔵庫から取り出して暑い部屋の中に置いておくと卵の殻の表面に水滴が付いていることありますよね?
あの結露ができるとサルモネラ菌などのバイキンが発生して卵の殻の粒子のような小さい穴からそのバイ菌が入り込んで、卵が痛んでしまうらしいのです。
そのため、スーパーでは温度差によって結露が発生しないように常温で売られているんだそうですよ!
なるほど。ってカンジですよね。
話しがそれちゃいましたが、
それでは、夏の暑いときにはどうしているのかというと、
先にお話ししたとおり、夏は暑くなって蒸した部屋に卵を置いておくのは痛んでしまうリスクがあって大変危険なので、(私はこれやって卵を腐らせてしまったことがあります。要注意!!)
エアコンの効いた部屋に置くか、冷蔵庫に入れておきます。
冷蔵庫に入れておいた場合は、茹でる前に冷蔵庫から取り出して、エアコンの効いた部屋など適切な室温の中で常温に戻しておきましょう。
②水から茹でる
とは言っても、ふつう卵は冷蔵庫に入れて保存していることのほうが多いと思います。
大体そうですよね。卵の専用ポケットあるし。
冷蔵庫から取り出して常温に戻るまで待つにはその時の室温の状況もありますが、最低でも1時間くらいはかかると思います。
なので、冷たい卵のまま茹でる方法もあります。
それは、水から茹でる。という方法です。
冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた卵をそのまま鍋に入れてそこに水を入れます。
そして火をつけてじっくり茹でていく。という方法です。
ですが、これは火加減に気を付ける必要があります。
水から茹でるにしても、水の温度を急に上げると温度差がでてしまうので火加減の調整が悪いと結局ひびが入ってしまいます。
私は水から茹でてもこの調整が難しくてダメでした。
水から茹でてもまぁまぁな確率でひびが入るし、何より火加減の調整なんてめんどくさいです。
やっぱり一番いいのは事前に常温に戻しておくことです。
これ確実。
でも、ゆで卵作ろう!って思う時ってすぐ茹でてすぐ食べたいですよね。
冷蔵庫から出して
↓
常温になるまで数時間戻しておいて・・・
↓
って待てないよ!おい!ヽ(`Д´)ノ
ってなりますね。そりゃそうです。
こんな時は、ぬるま湯にしばらく付けておくと良いです。
ぬるま湯はキッチンの蛇口からお湯が出る場合はそのお湯を使います。
蛇口からお湯が出ない場合は夏であれば水だけでもいいし、
もっと早く戻したいならお湯を沸かして50度くらいの温度になったら一旦火を止めて、その中に5分くらい浸けておきます。
そうすることで、早めに常温に戻すことができます。
③ゆでる時にお酢または塩を入れて茹でる。
次は、卵を茹でる時にお酢または塩を入れてゆでる。という方法です。
これは、卵の「ひび割れを防ぐ」という方法ではなく、
ゆでている途中で卵が割れた時になるべく「中身が飛び出さないように食い止める」という方法になります。
カラがヒビ割れて卵の中身がお湯の中に流れ出た時に、前もって酢や塩を入れることによって卵白の広がりを最小限におさえる事ができます。
この方法は、買ってきた時にすでにヒビが入っていた卵にも有効な方法です。
完全に割れてしまったわけではないけど薄っすらヒビが入っていて割れそうで割れてない。そんな卵です。
そんな卵をどうしてもゆで卵で食べたい。という場合にも使えます。
お酢や塩を入れて味に影響はないの?
お酢を入れると味が酸っぱくなるんじゃない?と心配になるところですが、味に影響はまったくないです。大丈夫です。
「お酢」または「塩」はどのくらいの量を入れれば良いの?
入れるお酢や塩の量ですが、これはですね、適量です。
水が1リットルに対して「お酢」はだいたい大さじ1〜2杯くらい。「塩」はひとつまみくらい。です。
テキトーで大丈夫ですよ。私はいつも適当に入れてますけど問題なし。もちろん、ドバドバッと入れるとお酢も塩ももったいないのでよろしくないですけど
チョロっと滴らせばオッケーです。間違って入れすぎても味に影響はないので大丈夫。(経験あり。あせりましたが)
ちなみにこの方法はお酢や塩の性質を利用したやり方なんですが、理由を書くと長くなってしまうので別記事にまとめました。
酢を入れるとどうして中身の流出を防ぐことができるの?
と不思議に思った方は以下の記事を見てみてください。
卵をゆでる時に酢を入れるのはなぜ?酢の分量や入れるタイミングを紹介します。
まとめ
余談が入ってごちゃごちゃっとしてしまったのでポイントだけまとめますね。
■冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた卵は茹でる前に室温に戻してからゆでる
■冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた卵はぬるま湯で常温に戻してからゆでる
■冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた卵は水から茹でる
■冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた卵はゆでる時にお酢または塩を入れてゆでる
こんな感じです。
これで、ゆで卵にひびが入るというストレスから開放されますよ!